トップページ / 定期点検は毎年の健康診断のようなもの
クルマの定期点検は、あなたが毎年受けている 健康診断のようなものです。
定期的に健康診断を受けなかったり、再検査を受けなかったりして放っておくと、気づかないうちに病気が進行して、突然大病を発症することがありますね。
生活習慣病は、調子が悪くなってから病院に行くのでは手遅れになることも。もし血管が破裂したり詰まったりして心臓病や脳卒中になると、命にかかわります。命を取りとめても、重い後遺症が残り、医療費も高額になります。
毎年健康診断を受けて、病気の早期発見・早期治療が大切です。
クルマだって同じこと。
クルマがこわれてないから、忙しいから、面倒だから、お金がかかるから・・・などの理由で定期点検を受けていないと、ある日突然故障することも。故障が原因で事故を起こしてしまうと命にかかわる場合もあります。自分だけでなく、大切な人や他人を巻き込むこともあり、後悔してもしきれません。
また、故障してから修理をする場合、修理費用も高額になることがあります。
クルマも毎年定期点検を受けて、事故につながるトラブルを早期発見・早期治療しましょう。
定期点検は、法律で車種ごとに実施する時期が決められた点検です。
道路運送車両法という法律で定期点検の実施時期について定められていて、 自家用乗用車の場合は1年ごとです。1年ごとに受ける定期点検には1年点検と2年点検の2種類があり、点検する項目も1年点検では27項目、2年点検では57項目と定められています。
「車検」は検査する時点で安全上の基準に適合しているかをどうかを検査するものです。車検で整備工場にクルマを預けると、通常は2年点検を実施し、基準に適合するように整備してから検査をします。
車検が終わったら次の車検の2年後まで何もしない、ではなく、車検の次の年は1年定期点検の年です。
1年点検→2年点検と車検→1年点検→2年点検と車検、というように受けていきます。
定期点検を行うことで、故障のもとを早期に発見することができます。
車検に合格したからといって次の車検まで何もしないと、いつの間にかクルマが安全上の基準を満たさない状態になってしまうことがあります。毎年定期点検を行うことで、劣化や摩耗する自動車の部品を点検して、使用状態や部品の交換時期なども考慮して整備します。クルマが故障する前に不具合になりそうなところを前もって整備するので、「予防整備」とも言われています。