年に一度の定期点検で愛車のトラブルを早期発見!早期治療!

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定期点検で、愛車のトラブルを早期発見・早期治療!

はじめよう 予防整備

OBDをスキャンツールでチェック

クルマに使われている部品は、気が付かないうちに摩耗や劣化していきます。エンジンオイルは、定期的に交換しないと燃費性能が悪化するほか、エンジン焼き付きの原因にもなります。エンジンが焼き付くと修理に高額な費用がかかるだけでなく、部品調達や修理に時間がかかり、その間クルマを利用できないことで、日常生活にも影響がでることもあります。

クルマに搭載されている故障診断装置(OBD)が記録している電子制御装置の故障履歴や作動状況のデータを故障診断装置(スキャンツール)で読み取るなどして点検する「OBD点検」(定期点検時に実施)で、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)など、普段は使わないけれどいざという時に動作してくれないと困る機能の目に見えない隠れた故障のもとを早期に発見することができます。

クルマの基本性能に関わる重要な部品の整備が必要

古い年式のクルマは、メーカーが指定する部品交換時期が迫っている場合が多く、クルマの基本性能に関わる重要な部品の整備が必要な場合があります。

ひょっとしたら交換時期をとっくに過ぎてるかもしれません。クルマの状態は普段の走行だけではわからないことも多いので、年に1回は定期点検を受けて、分解しないとわからない内部の部品の磨耗や劣化状態をチェックし、大きなトラブルになる前に早期治療(整備)しておきましょう。

定期点検は、「認証工場」へ

定期点検を行うには高度な整備の知識と技術と経験が必要ですので、国家資格を持った整備士がいて、基準で定められた工具や設備の整った「認証工場」へお願いしましょう。ブレーキなどの分解や整備が事業として行えるのは、 国の認可を受けている「認証工場」だけです。また、認証工場には「整備主任者」として選任された国家2級以上の整備士が在籍し、毎年技術研修と法令研修を受講しているため、最新のクルマにも対応できます。

認証工場には認証標識(看板)が掲示されています
認証工場にはこのような看板が掲示されています。

「認証工場」はかかりつけ医のようなもの

認証工場は「かかりつけ医」のようなもの

毎年定期点検を受けることで、いつもの整備工場は自分のクルマのことをよく知っている「かかりつけ医」のようになり、何でも相談できて安心ですね。

車検やクルマの買い替えだけでなく、定期点検整備や修理、カー用品の取付交換など、クルマのことはなんでも、確かな技術をもった整備士がいる、設備の整った整備工場をあなたのクルマのかかりつけ医としてご利用ください。

自動車整備士は、頼れる「カードクター」

自動車整備士はいわば「カードクター」。クルマの性能を維持し、故障したときは直します。また、クルマが安全・安心に走行できるようにするだけでなく、排気ガスなどによる公害を防止し、地球環境を守るという大切な役割も果たしているのです。

バイクや軽自動車から、バスやトラックなどの大型車まで、また、ガソリン車やディーゼル車からハイブリッドカー、最新の電気自動車まで、あらゆるクルマの仕組みを知っているプロフェッショナル。とても頼りになる存在です。

点検整備済ステッカー

認証工場で定期点検整備を行うと、確かに定期点検を実施した証として、フロントガラスの助手席側の上に「点検整備済ステッカー」が貼付されます。このステッカーには次回定期点検を実施する年、月が大きく表示されています。また、裏面には定期点検を実施した日付、実施した認証工場名と次回定期点検整備を実施する期日が記載されています。

認証工場ではない整備工場は、このステッカーを貼ることができません。認証工場ではない、ということはブレーキなどの分解整備ができない工場なので、もしやっていたら違法行為です。気をつけましょう。

ステッカーは毎年色が変わります。毎年定期点検を行って、毎年色を変えましょう。

4色の点検整備済ステッカー
※画像はイメージです